フレッシャーズのための組み込みソフト開発講座 ――新人エンジニアがまわりの信頼を勝ち得るには...
ここでは,組み込みソフトウェア開発の現場に配属となった新人や若手のエンジニアを対象に,技術のプロフェッショナルとして必要な知識や仕事に対する姿勢などを解説する.組み込みソフトウェアとは,「電子機器に組み込まれるマイコン上で動作するソフトウェア」のことである.パソコン向けのアプリケーション・ソフトウェアなどと異なり,メモリ・サイズや応答時間などの制約が存在する.最近ではシステムの規模が増大しており,ソフトウェアの品質の確保が非常に難しくなってきた.エンジニアには,製品の中に不ぐあいを作り込まないための心構えと正確な知識が求められている. (編集部)
編集部から,「新人や若手の技術者向けに記事を書いてください」と言われて,「自分もそんな年になったのか」と思いました.筆者は平成元年(1989年)入社なので,この春(2002年)で,社会人になって14年目になります.20代のころ,30代半ばと言えばかなりの「オヤジ」だと思っていて,そんな年の自分を想像できなかったのですが,個人の思惑とは関係なく時間は過ぎていくようです.ふだん,ろくなことをやっていないので,新人や若手向けとはいえおこがましいと思うのですが,上司や同僚の「おまえがねぇ...」という批判を覚悟しつつ,思うところを述べてみたいと思います.
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