これがプリント基板の組み立て工程だ! ――フレッシャーズのためのPCB実装・検査工程入門
また,リード部品でも,コネクタやスイッチ,トランジスタなどは部品の片側だけテープで留められているものがあります.これをラジアル部品と呼びます(写真8).ラジアル部品はラジアル部品自動挿入機でリード線をカットし,プリント基板上の穴に挿入されます(写真9).
機種や装てんするマガジンによって異なりますが,リード部品の自動実装機では,1台当たり数十種類の部品を実装することができます.SMTと違いリード部品の場合には,基板を動かしても落ちることがありません.そのため,多くの種類の部品を実装する場合も,部品を入れ替えて同じ機械で実装することで対応できます.実装速度は3~4個/sぐらいが一般的です.
写真8 ラジアル部品
コネクタやスイッチ,トランジスタなど,部品の片側だけがテープで留められているものをラジアル部品と呼ぶ.
(a)外観
(b)部品装てん部
リード線をカットし,プリント基板上の穴に挿入する.