これがプリント基板の組み立て工程だ! ――フレッシャーズのためのPCB実装・検査工程入門

相田泰志

tag: 組み込み

技術解説 2006年5月17日

● チェック工程

 ボードが完成したかどうかのチェックを行います.

 まず,部品がプリント基板上にまちがいなく実装されているかどうかを確認するために,インサーキット・チェッカ(写真14)を用います.これは,プリント基板のパターン間の抵抗などを測定することで,部品が正しく実装されているか,まちがった部品が実装されていないかなどをチェックします.最近では,画像認識によるチェッカなどもあります.

 次に,ファンクション・チェッカと呼ばれる装置で,機能的なチェックを行います(写真15).製品の種類などによっても違いますが,ボードを製品に実装したときと同じような模擬負荷を付けて,動作を確認します.一般的にファンクション・チェッカは,ボードごとに用意されます.

p14_01.jpg
写真14 インサーキット・チェッカ
プリント基板のパターン間の抵抗などを測定することで,部品が正しく実装されていることや,まちがった部品が実装されていないかをチェックする.

p15_01.jpg
写真15 ファンクション・チェッカの例
ボードを製品に実装したときと同じような模擬負荷を付けて,動作を確認する.

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