つながるワイヤレス通信機器の開発手法(11) ──ASICを設計する(中編) エラー訂正回路とタイミング回路の実装
ハミング符号ではシンドロームを用いてエラーの生じた箇所を特定できる.また,その部分を反転すればエラー訂正を行うことができる.シンドロームとエラーが生じた位置の関係は表1のとおりである(リスト2).
〔表1〕シンドロームとエラーの関係
シンドローム
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エラー・ビット位置
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00000
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エラーなし
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11010
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0ビット目エラー
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01101
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1ビット目エラー
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11100
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2ビット目エラー
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01110
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3ビット目エラー
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00111
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4ビット目エラー
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11001
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5ビット目エラー
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10110
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6ビット目エラー
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01011
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7ビット目エラー
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11111
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8ビット目エラー
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10101
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9ビット目エラー
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〔リスト2〕復号回路