マルチプロセッサで実現したH.264ビデオ・デコーダ ――コンフィギャラブル・プロセッサのユーザ定義命令とオンチップ・バスを活用

東原朋成

tag: 組み込み

技術解説 2006年8月31日

 一つのLSIに,プロセッサ・コアを数個はもちろんのこと,数百個搭載することすら"可能"です.可能ではあるのですが,詰め込んだというだけでは,実はどうにもなりません.その理由は,チップ上のネットワークです.

 ネットワークとは,データや命令(コマンド)をやりとりする径路を指します.プロセッサが外部(例えばほかのプロセッサや外部メモリ,プロセッサ外のハードウェア資源など)と協調して何かを実行しようとする場合,データとコマンドのやりとりは欠かせません.そのための径路(ネットワーク)がチップ上に必要になります(図4)

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図4 オンチップ・ネットワーク
ネットワークとしては,従来,バス構造がよく使われてきた.ほかに,階層バスやリング構造(Cellなど),メッシュ構造(ネットワーク・プロセッサなど),ツリー構造,スター型などもある.究極の解はなく,アーキテクトの腕しだいというのが現状である.

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