組み込みシステム設計者のためのLIN2.0マイコン実装術(前編) ――プロトコル仕様を正しく読みこなすコツ

舘 伸幸

tag: 組み込み

技術解説 2006年1月12日

 図8にUARTによる1バイト送受信のもっとも一般的なフォーマットを示します.スタート・ビットと呼ばれる1ビット幅のロー・パルスでデータ送信が開始されます.これに続いてデータをLSBから順番に8ビット送信し,最後にストップ・ビットと呼ばれる1ビット幅の"H"レベルで完了します.受信側はスタート・ビットの立ち下がりで通信開始を感知し,通信レートに従ってあてずっぽうに通信ラインをサンプリングしていきます.このように,送信側に歩調を合わせながら通信する方法を調歩同期と言います.通常,サンプリングはデータ・ビットの中央をねらって実施します.最後に,ストップ・ビットであるはずの位置でサンプリングを行い,"H"レベルであれば正常終了します.

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図8 UARTフォーマット
UARTによる1バイト送受信のもっとも一般的なフォーマットを示す.スタート・ビットと呼ばれる1ビット幅のロー・パルスでデータ送信が開始される.

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