TSMCやIBM社などの製造ラインを使い,1/5~1/10の費用でLSIを試作 ――複数ユーザが1枚のウェハに相乗りして試作コストを低減

森下弘章

tag: 半導体

技術解説 2004年3月 2日

 試作を依頼する際の手続きは,どのファウンドリのプロセスを利用するかによって異なります.

 例えばTSMCのプロセスを利用する場合は次のようになります.まずMOSISと「MOSIS Customer Agreement (図1)」と呼ぶ契約を交わします.すると,MOSISからアカウント番号とパスワードが発行されます.次に,Web上の「Access Request Form(図2)」に登録すると,Web上で希望するプロセスの情報にアクセスできるようになります.

 米国IBM社の場合も,アカウントとパスワードの発行まではTSMCの場合と同じ手続きです.IBM社の場合はさらに機密保持契約とDesign
Kit License契約が必要です.これが完了したあと,希望するプロセスの情報にアクセスできるようになります.

f01_01.gif
〔図1〕MOSIS Customer Agreement(一部)
試作サービスを利用するすべてのユーザが契約を交わす必要がある.


MOSIS Customer Agreement_1MOSIS Customer Agreement_2MOSIS Customer Agreement_3MOSIS Customer Agreement_4

f02_01.jpg
〔図2〕Access Request Formの画面
この画面に必要事項を入力すると,Web上で希望するプロセスの情報にアクセスできる.

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