つながるワイヤレス通信機器の開発手法(7) ――続・原理設計を行う  通話の原理から通信を学ぶ

太田博之

tag: 組み込み

技術解説 2003年8月28日

 前回に引き続き,原理設計について説明する.前回は,ワイヤレス通信機器の要素技術のうち高周波技術,変復調技術,符号化/復号化技術について説明した.今回は,アナログ回路で実現する音声処理技術,ソフトウェアで実現する通信プロトコル,および比較的最近になって出てきたアプリケーション関連技術を紹介する.  (編集部)

 通信機器開発に固有の技術を図1に示す.前回は,これらのうち,高周波技術と変復調技術,符号化/復号化技術について基礎的な数学の知識を交えながら説明した.今回はその続きとして,音声処理技術,通信プロトコル,アプリケーション関連技術について説明する.

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〔図1〕要素技術の変遷
携帯電話が普及する前の無線通信機器に使われている技術の大半は,高周波技術,アナログ変復調技術,音声処理技術の三つで占められている.その後,呼制御の自動化のためにプロトコル通信が生まれた.コンピュータ間で決められた通信プロトコルに沿って呼制御を行うために符号化/復号化技術やディジタル変復調技術が必要となり,最後に,アプリケーション関連技術が出てきた.

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