つながるワイヤレス通信機器の開発手法(7) ――続・原理設計を行う 通話の原理から通信を学ぶ
前回に引き続き,原理設計について説明する.前回は,ワイヤレス通信機器の要素技術のうち高周波技術,変復調技術,符号化/復号化技術について説明した.今回は,アナログ回路で実現する音声処理技術,ソフトウェアで実現する通信プロトコル,および比較的最近になって出てきたアプリケーション関連技術を紹介する. (編集部)
通信機器開発に固有の技術を図1に示す.前回は,これらのうち,高周波技術と変復調技術,符号化/復号化技術について基礎的な数学の知識を交えながら説明した.今回はその続きとして,音声処理技術,通信プロトコル,アプリケーション関連技術について説明する.