ソフト・マクロのCPUでLinuxを動かす(前編) ――FPGAベースのボード・コンピュータを設計する

川岡 圭一

tag: 組み込み 半導体

技術解説 2004年8月16日

● タイマ

 OSの動作では,システム・タイマが必要になります.そこで,タイマとして1回路のOPBタイマを使用しました.

 一つのOPBタイマは二つのチャネルを持ちます.Linuxではタイマを一つしか必要としません.したがって,1チャネルはアプリケーション側で使用可能になります.

● シリアル・インターフェース(OPB UART Lite)

 FPGAにソフト・プロセッサを組み込む場合,システム・コンソールとしてシリアル・ポートを使用するのが一般的です.そこで,シリアル・ポートとしてOPB UART Liteを使用しました.

 RS-232-Cトランシーバを介して10ピン・ヘッダに接続しています.OPB UART Liteで使用している信号はTXD,RXDのみです.

 OPB UART Liteは,送受信にそれぞれ16バイトずつのFIFOメモリを持ちます.送信FIFOが空になったときと,受信FIFOにデータ入ってきたときに割り込みが発生します.ハードウェア・フロー制御信号やモデム制御の信号はありません.これらの機能が必要な場合は,16550互換機能を持つIPコアなどを使用する必要があるでしょう.

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