Twitterを使って技術系コミュニティを立ち上げよう!(2) ―― Twitter活用,予想とは異なる結果に

竹内 俊明,柴田 優子

 前回は,Twitterを始めたきっかけから,具体的にどのような活動を行ったかまでをご紹介しました.いよいよ今回は,Twitterを始めた結果どのようなことが見えてきたのかを,さまざまなデータからご紹介します.結果は,当初予想したものとはかなり違ったものになりました.

●Twitterの醍醐味はイベント当日にあり

 通常Twitterで飛び交う会話というものは,圧倒的にプライベートな日常をつぶやくものが多く,イベントやMATLABに関連する話題は限られています.このため,イベント前は筆者からの一方的な「情報配信」が主体となっており,参考事例にあったような「参加します,楽しみです,入場証を印刷しました」などのコメントをちらほら頂けるようになったのは,イベント数日前からでした.

 2009年12月2日のMATLAB EXPO当日は,未登録の方でも受付が可能であることをつぶやくことで来場を促しました.この日は,これまでと一変し,「会場に向かいます,会場なう」など,生で現地の模様を伝えるつぶやきが次々に入ってきました.さらに,最初の基調講演として当社CEOのJack Littleの講演が始まるとライブ中継のつぶやきが始まり,あわてて追いかけてRetweet(RT)しました注1図1のグラフで突出した部分がありますが,これがイベント当日の発言量を示しています.この日は話題がイベントに集中して相互につながり始め,Twitterのリアルタイム性やインタラクティブ性を実感できました.

注1:後日談だが,イベント当日に基調講演をライブTweetされたのは,組み込みネットでMATLAB EXPO 2009レポート記事を執筆された福田 昭氏であることが,ご本人のブログの投稿によって分かった.

図1 Tweet件数の推移
青線は一般からのMATLAB関連発言,赤線はそのトレンド・ライン.緑線は筆者発言.

 Twitterで来場者のつぶやきを見た方からも「そんなEXPOあるのね」,「行けなくて残念」,「○○見てきて!」,「会場にいるの?」,「いや実況RTしてるだけ」などの反応がありました.また来場者からは「景品ゲット」,「抽選はずれた」,「来てよかった」,「最新版が欲しくなった」など,リアルタイムでイベントや講演,展示などの感想を頂きました.記事の最後に当日のつぶやきの履歴へのリンクを付けましたので,興味のある方はご覧ください.

 イベント後は,MATLAB EXPO講演資料ダウンロード・ページの案内や地域開催のMATLAB mini EXPOの案内をつぶやきましたが,その後はMATLAB全般の話題を中心にしていきました.

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