USBの基礎知識 ――パケットのフォーマットからプロトコルの詳細まで

桑野 雅彦

tag: 組み込み

技術解説 2007年3月15日

● USBの通信速度判定

 図5にUSBコネクタ付近の構成を示します.USBホストに何も接続されていない状態では,D+/D-の両方に実装されている15kΩのプルダウン抵抗で両方の信号が"L"レベルとなります.ホストはこの状態で,D+やD-の信号が変化するのを待っています.

zu05_01.gif
図5 USBコネクタ付近の構成

 この状態でフル/ハイ・スピード機器が接続されると,D+側に実装されている1.5kΩのプルアップ抵抗により,D+が"H"レベルになります.ホストはこれを検出して,フル・スピード機器またはハイ・スピード機器が接続されたと判定します.

 逆にロー・スピード機器が接続された状態は,D-が"H"レベルになることで判定できます.

 フル・スピード機器とハイ・スピード機器の判定については,USBリセット期間中にCHIRPハンドシェイクと呼ばれるプロトコルで,お互い(ホストとターゲット)が480
Mbpsに対応しているかどうかを確認します.

組み込みキャッチアップ

お知らせ 一覧を見る

電子書籍の最新刊! FPGAマガジン No.12『ARMコアFPGA×Linux初体験』好評発売中

FPGAマガジン No.11『性能UP! アルゴリズム×手仕上げHDL』好評発売中! PDF版もあります

PICK UP用語

EV(電気自動車)

関連記事

EnOcean

関連記事

Android

関連記事

ニュース 一覧を見る
Tech Villageブログ

渡辺のぼるのロボコン・プロモータ日記

2年ぶりのブログ更新w

2016年10月 9日

Hamana Project

Hamana-8最終打ち上げ報告(その2)

2012年6月26日