USBの基礎知識 ――パケットのフォーマットからプロトコルの詳細まで

桑野 雅彦

tag: 組み込み

技術解説 2007年3月15日

● インタラプト転送の処理

 インタラプト転送は,プロトコルとしてはバルク転送と変わりありません.トークン・パケットのPIDにも「インタラプト転送」というものはありません.発行されるトランザクション/パケットは,バルクIN転送またはバルクOUT転送と同じです.ただし,トランザクションが発行されるタイミングが異なります.インタラプト転送は,バルク転送が定期的に発行されるようなイメージとなります.

 インタラプト転送が発行されるタイミングは,ディスクリプタ中に記述しておきます.ディスクリプタを取得したホストは,そのディスクリプタを解釈して,そこに記述されているタイミングで周期的にバルク転送を発行してくるというものです.

● ドライバのインストールが不要な機器の開発

 Windows2000やXPなどでは,USBキーボードやUSB-HDDを接続したとき,ドライバのインストール作業を行わなくても,すぐにデバイスを使用できます.これはドライバのインストールが不要というよりは,OSに標準でドライバが用意されているため,別途CD-ROMなどからインストールする必要がないということです.

 このように,USB仕様で規定されている標準クラスに対応したUSBターゲットを設計することにより,新規にドライバを開発する必要がなくなり,開発コストを抑えることができます.

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