つながるワイヤレス通信機器の開発手法(14) ファームウェアを設計する(その2) ──エラー制御と高周波制御を実現する方法

太田博之

tag: 組み込み

技術解説 2004年10月18日

 外的要因やファームウェアの状態などによってファームウェアの処理時間が延びると,次の送信フレームに対して正常受信通知または再送要求のメッセージを載せることができなくなり,ARQ処理は破たんする(図6)

 ファームウェアの開発者は,このように処理が伸縮することを考慮して設計する必要がある.また処理時間の伸縮だけでなく,実際の処理では送信側からの受信タイミングやハードウェアの処理時間もあるため,これらを考慮に入れたファームウェア設計を行わなくてはならない.

 ファームウェアの設計をより確実に進めるために,ある程度完成した時点で試作機などのハードウェアに実装して処理時間の確認を行うことがある.

f06_01.gif
図6 処理が間に合わない場合
図は,ファームウェアの処理時間が延びて,処理が破たんする例を示している.

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