『E検定』の問題にチャレンジ! ―― 模擬問題(全10問)とその解答
【問5 解説】 分野:電気回路 難易度:レベル1
【答】 ア
図5.1
図5.1に示すような交流電圧があるとします.ここでTは周期で,Vmは最大値です.最大値は1周期の間の最大の振幅の振れ幅のことで,波高値と呼ばれることもあります.
各時間における電圧値を瞬時値と呼びます.瞬時値は時間経過とともに変わりますので,図5.1の波形の場合はVmから-Vmの間の値で常に変化します.
実効値は瞬時値の2乗を1周期に渡って平均した値の平方根です.これにより直流電圧の場合の電力量と等しくなるように,いわば等価的な直流電圧に置き換えています.
交流電圧を,
として実効値を求めると, ・・・・・・ 式5.1
となります.
なお,2倍角の公式 ・・・・・・ 式5.2
を用いています.