インタラクティブ・アートとヒューマン・インターフェースの潮流 ― 日本科学未来館 メディアラボの展示から

鈴木 真一朗

column 日本科学未来館で空間情報科学を体験

 日本科学未来館(写真A)は,東京・お台場にある国立の科学博物館です.活動の中心にあるのは先端の科学技術.常設展示,イベント,特別展示や各種のネットワーク作りです.これらを通じて,先端科学技術の情報発信と伝達手法の開発を行っています.

 2011年8月21日,同館の情報科学ゾーンに新たな常設展示『アナグラのうた─消えた博士と残された装置─』が加わりました(写真B).新展示は,私たちの暮らす実空間や人間の行動履歴を情報として扱うことで,私たちの暮らしを支援しようと試みる"空間情報科学"を主題としたものです.展示場内では体験者の振る舞いが記録され,足下に投影されるキャラクタや合成音声技術による歌に反映されます.人々から提供される情報が多ければ多いほど,その結果も充実した内容になります.情報を共有することで得られる利便性や危険性を体験を通して伝えるために,ここでもさまざまな見立てを取り入れています.体がまるごとインターフェースとなる未来をぜひ体験してみてください.

 

日本科学未来館http://www.miraikan.jst.go.jp/
アクセス:ゆりかもめ「船の科学館」または「テレコムセンター」から徒歩5分
開館時間:10:00 ~ 17:00(火曜日休館)


写真A 日本科学未来館の外観

 

写真B 『アナグラのうた─消えた博士と残された装置─』イメージ
監修者:柴崎 亮介(東京大学 空間情報科学研究センター 教授)

 

すずき・しんいちろう
日本科学未来館

 

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