組み込みAndroidな元気人を探せ!(2) ―― 日本Androidの会 神戸支部のディープな世界に浸る
●でんもく会開始
挨拶や名刺交換をしている間に開始時間になり,日本Androidの会 神戸支部の吉田さんの司会による「でんもく会」が始まりました.まずは,出席点呼から(写真4).
写真4 でんもく会開始
吉田さんの本職は専門学校の先生である.まずは名簿を見ながら出席点呼から.○○さん! は~い! 次,○○さん... あれ? 遅刻はゆるさへんでぇ~(笑).

●ゲスト・スピーカはマイクロチップの椎木さん
自己紹介のあと,今回のゲスト・スピーカであるマイクロチップ・テクノロジー・ジャパンの椎木 進二さんから,マイクロチップ製品についての紹介がありました(写真5).プレゼンテーションの最後には,PICマイコンの評価ボードや開発ツール,マイクロチップ・ロゴ入りシャツなどのプレゼントもあり,会場は大いに盛り上がりました.
写真5 マイクロチップの椎木さんによるPICマイコンの紹介

●PIC ADK mini boardのはんだづけでもくもく
その後,もくもく会が始まりました.今回のメイン・イベント(ただし任意参加)は,「PIC ADK mini board(rev.2)」をはんだ付けで製作することです.PIC ADK mini boardとは,日本Androidの会 神戸支部の石井さんが開発した小型マイコン・ボードであり,マイクロチップのPICマイコン(24FJ64シリーズ)を使用しています.このマイコンはUSBインターフェースを内蔵しているので,ADK(Android Open Accessory Development Kit)注3を使用してAndroidに接続することができます.
注3:ADK(Android Open Accessory Development Kit)とは,Android端末と,USBを搭載したマイコンを接続し,連携させるプロトコルである.対応するマイコンは,Arduino(AVRマイコン)のほか,PICマイコンなどにも広がっている.詳しくは,Android Open Accessory Development Kitの解説ページを参照.
表面実装基板へのPICマイコンのはんだ付けは,実体顕微鏡を覗きながらの微細な作業となります(写真6~写真8).
写真6 はんだ付け作業中
机にはなぜかDE0ボードが....

写真7 黙々とはんだづけ作業中
はんだの煙も,もくもくと.

写真8 実体顕微鏡で表面実装のチップをチェック中
