第3者試験機関によるPCI Expressコンプライアンス・テスト代行サービス ――いつでもテストでき,コストと時間を節約

川上誉

tag: 組み込み

技術解説 2006年6月29日

● 第3者試験機関でテストを受けるメリットは三つ

 2005年10月に,PCI-SIGは第3者試験機関による有償のテスト代行サービス(PCI Express Third Party Test Lab Program)の実施をアナウンスしました.これによって,PCI-SIGの会員は次のような恩恵を受けられます.

1)米国まで行かなくてもよい

 当初,筆者らは米国カリフォルニア州Milpitasで実施されるPCI-SIG Compliance Workshop(以降,ワークショップ)#48に参加することを予定していましたが,PCI-SIGの第3者試験機関に関するアナウンスを知り,これを利用することにしました.

 第3者試験機関でのテストは,PCI-SIGのワークショップと同じ扱いになります.合格すると,PCI-SIGのWebサイト上にあるインテグレーターズ・リストに掲載され,「この製品はPCI Express規格に準拠している」と宣言できます.

 2006年2月中旬現在,PCI Expressのコンプライアンス・テスト代行機関として認定されているのは台湾のAllion Computer社だけです.手続きや荷物の発送などは,すべて同社の日本法人が窓口となって行ってくれます.

 図1は第3者試験機関によるテスト代行サービスの流れを図式化したものです.ワークショップへの参加やテスト代行機関の利用はいずれもPCI-SIGの会員であることが前提です.

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図1 第3者試験機関によるテスト代行サービスの流れ
第3者試験機関によるテストはPCI-SIGのワークショップと同じ扱いになる.合格するとPCI-SIGのWebサイト上にあるインテグレーターズ・リストに掲載され,その製品がPCI Express準拠だと宣言できる.

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