「組み込み」ならではの基礎知識 ――スタートアップ・ルーチンからハードウェアまで
○● COLUMUN2 ●○
設計と文書化
ソフトウェアを開発するにあたって,練習なら泥縄式でプログラムを書いてもかまいませんが,実際の製品に搭載する場合はしっかりと設計してからプログラムを書きましょう.犬小屋を作るくらいなら,図面を引かずにとりあえず作り始めても何とかなるでしょう.しかし,お金をもらって,お客様が住む家を建てるのに,図面なしで作ったらどういうことになるでしょうか? それと同じことです.
また,設計した内容は,きちんと文書に残しておきましょう.家の建築に例えれば,電気工事を担当する人や水道工事を担当する人などのためにも図面が必要というわけです.