破壊と創造のサイクルを回せ!《実装編》 ―― ものアプリハッカソン(2)
以降,各チームの奮闘ぶりとプレゼンテーションの様子を,チーム別に紹介する.
●チーム「GeeWii」:旅を楽しくする「Mee:m(ミーム)」
「Mee:m(ミーム)」は,旅先で,スマホの画像を転送するとオリジナル・ポスト・カードとして印刷できるシステムである(写真9).観光地のホテルのロビーなどに置くことを想定している.スタンプを自動的に押す仕掛けも搭載した.「旅先での写真をFacebookなどのSNSに投稿するのは,今どき当たり前すぎる.あえてアナログな絵葉書とスタンプ,そしてその国の切手を貼ってポストに入れるのが新鮮!」とか.プレゼンテーションでは,運用イメージを寸劇を交えて披露した.
●チーム「ちい」:「おばあちゃんのチーン」
田舎で一人暮らしのおばあちゃんが,仏壇の鈴(りん)をチーンと鳴らすと,それを検知して,インターネットを介して遠隔地に住む家族の元にある専用ステッキがチーンと鳴る.家族が専用ステッキを振ると,おばあちゃんの家の仏壇の鈴がチーンと鳴る.非常にシンプルであるが,こころが和む,双方向コミュニケーション・システムである(写真11~写真13).
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