クラウド時代の『組み込みOS＆ハイパーバイザ』

　高性能，高信頼が求められる組み込みシステムの開発では，多くの場合，リアルタイムOSが採用されています．最近では，リアルタイム制御を行う組み込み機器であっても，同時にネット接続やGUI（Graphical User Interface）処理，高度なデータ処理の機能が求められるケースが増えています．
　このような要求に対応するため，リアルタイムOSと汎用OS（Windows，Linuxなど）を組み合わせて使用するなど，さまざまなソリューションが提案されています．最近では，複数のOSを組み合わせて使用する場合，シングル・コアではなく，マルチコアのプロセッサを核としてシステムが組まれる場合が増えています．そこで，仮想化技術の一つである「ハイパーバイザ」を使って，複数のOS（マルチOS），マルチコアの動作を管理する技術も実用段階を迎えています．
　こうした動向を踏まえて，本広告企画では，高性能・高信頼の組み込みシステムを実現する際に不可欠となる組み込みOSやリアルタイムOS，ハイパーバイザ，マルチコアCPU対応ボード，開発支援ツールなどに焦点を当て具体的に紹介します．
 

■クラウド時代の組み込みシステム開発における今とこれから
 （社）組込みシステム技術協会　技術本部　プラットフォーム研究会委員長　中村 憲一

■なぜ，組み込みシステムにハイパーバイザが必要か
 （株）ウェルインテクノロジー　ソフトウェア開発部　ファームウェア・仮想ソフト開発課　
マネージャー　加藤 秀一

■組み込み向け ハイパーバイザ技術の全体像
 （株）リンクス 代表取締役　村上　慶

■組込み用仮想化基本ソフトウェア：ハイパバイザ 『蛍』
 （株）アックス

■Intel® Core™ i7 2715QE搭載COM Express CPUモジュール 『Adbc8034』
  Freescale 8コアプロセッサQorIQ P4080搭載COM Express CPUモジュール 『Adbc7517』
 （株）アドバネット

■ハイパーバイザによるAndroid + iTRONのマルチOS環境　リアルタイムAndroid 『EM-VRT』
 （株）ウェルインテクノロジー

■組み込み向け仮想化ソフトウエア　『Real-Time Hypervisor』
 （株）リンクス

■仮想化技術ソフトウェア　『Wind River Hypervisor』
 （株）日新システムズ