統合開発ツールで"ラクラク"マイコン開発 <ARM編> ―― コードを自動生成させればすぐに動作する
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技術解説 2010年4月22日
2.マイコン上でのソフト開発の手段いろいろ
最近の開発現場で用いられるマイコン開発の環境は,大きく2種類あります.
●GNUツールを活用する
最近ではGNUのアセンブラ,コンパイラ,リンカといった開発ツール群が利用されるようになっています.世の中のほぼすべてのプロセッサ・アーキテクチャを網羅しているので,ターゲット・プロセッサにかかわらず同じ使い勝手で使用できます.
しかしGNUツールを使うためには,ソース・コードを入手して,開発環境を自ら構築しなければなりません.
●商用ツールを利用する
商用の開発環境は,セットアップ用DVD-ROMなどが提供されているので便利です.本来は有償ですが,制限付きの無償版が用意されている場合もあります.多くのマイコンでは,メーカのWebサイトからダウンロードできます.
商用ツールを用いて開発を行うことで,ここまで解説してきた手間の多くを省くことができ,開発効率を上げることが可能になります.