窓が開いたらメールを出す装置の製作 ―― 無線LANモジュールを利用しセキュリティ装置を自作する
○● コラム2 メンテナンス用ケーブル ●○
WiPortに何を設定したか忘れ,LAN側からアクセスできない場合,シリアル通信でWiPortの設定を行えます.設定のためのシリアル通信は9600bps,データ8ビット,パリティなし,stopビット1,フロー制御なしです.
写真A,図Lのケーブルを作り,本装置のメンテナンス用4ピン・コネクタに接続します.
[写真A] メンテナンス用ケーブルの外観
[図L] メンテナンス用ケーブルの回路図
注:クリックすると画像を拡大できます.
WiPortの電源を入れてから1秒以内に「xxx」と連続してキー入力を開始します.「Press Enter for Setup Mode」と表示されたら,4s以内に「Enter」キーを押すと,現在の設定がスクロールして,図MのWiPortのセットアップ・モード・メニューが表示されます.「4 WLAN」にて無線LAN通信が可能になるように設定し直し,「9 Save & exit」でメニューから出て下さい.
[図M] WiPortのセットアップ・モード・メニュー
参考・引用*文献
(1)WiPort Data Sheet,日本ラントロニクス(株).
http://www.lantronix.com/pdf/WiPort_DS.pdf
(2)WiPort User Guide Rev D,日本ラントロニクス(株).
http://www.lantronix.com/pdf/WiPort_UG.pdf
(3)LMC55データシート,2002年3月,ナショナル セミコンダクター ジャパン(株).
(4)マイクロ・リレー 型G5V-1,オムロン(株).
http://www.omron.co.jp/ecb/products/pry/111/g5v_1.html
(5)TA480**レギュレータ・データシート,2004年,(株)東芝.
(6)ADM3202データシート,アナログ・デバイセズ(株).
http://www.analog.com/UploadedFiles/Data_Sheets/580393681ADM3202_22_1385_c.pdf