Android(TM)のデバッグとプロファイリングをサポート--TRACE32(R)
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2010年9月21日
Android(TM)のデバッグとプロファイリングをサポート
TRACE32(R)
●TRACE32(R)がAndroid(TM)のデバッグとプロファイリングをサポート
TRACE32(写真1)ではAndroidプラットフォームのデバイスドライバ,ネイティブライブラリや複数のネイティブアプリケーションを同時にデバッグできます.リアルタイムトレース機能を持つターゲットCPU では,ネイティブアプリケーションに対しては関数やソースレベルで,Dalvik アプリケーションではスレッドレベルの高度なプロファイリング解析を提供します.
写真1 TRACE32外観
●停止と実行の両デバッグモードをサポート
TRACE32 はプロセッサコアの全エリアへのJTAG アクセス機能を有し,カーネルおよびモジュール内のデバイスドライバ,Linuxプロセス,ネイティブAndroidアプリケーションおよびライブラリを,しかもこれら全てを同時にデバッグできます.TRACE32では特別なデバッグソフトウェアをターゲット上に置かず,ターゲットソフトウェアのコンパイル時に生成されるデバッグ情報をJTAG情報に追加,参照しながらデバッグを行うことができます.この手法ではブレークポイントを検出してシステム全体を停止しますので,停止モードデバッグと呼ばれています.
しかしながら時としてアプリケーションをデバッグ中,プロセスの実行を維持しなければならない場合があります.これは実行モードデバッグと呼ばれ,ターゲット上にロードされる小さな'デバッグサーバ'が必要になります.このモードでも複数のLinuxプロセス,Androidアプリケーションおよびライブラリを全て同時にデバッグできます.
●トレース機能でプロファイリングやエネルギー解析
ターゲットがリアルタイムトレース機能をサポートしている場合は,記録されたプログラムフローにはアプリケーションの実行に関する詳細情報が含まれています.TRACE32 はどのアプリケーション,ライブラリあるいはデバイスドライバが最もCPU 時間を占有したかを示す分りやすいプロファイリング解析を提供します.ネイティブコード要素に対しては,関数更にはソースラインレベルまでボトルネックを追跡できます.Dalvikアプリケーションでは,Javaスレッドレベルまで解析できます.さらには,ターゲットの消費電力を低減化するためのエネルギー解析機能を提供します.
ローターバッハは今後もAndroidプラットフォームサポートのため,TRACE32の機能強化に努めていきます.長期的には,DalvikベースのJavaデバッグはTRACE32 デバッグ環境に,より完全に統合されます.
TRACE32 について
TRACE32は携帯電話やオートモーティブをはじめ,世界の多くの組み込み開発プロジェクトで採用されている高信頼性開発ツールです.
※AndroidはGoogle Incの登録商標です.
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日本ローターバッハ(株)
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