初めてのETロボコン (1) ―― 私たち,企業チームです
●まずは戦略から
1月末日夕刻 第1回の合同勉強会を開始
先生を招聘(しょうへい)し,いよいよ勉強会の始動です.名古屋メンバはテレビ会議で参加しました.突然の仕事で来られなくなったメンバもいましたが,逆に飛び入り参加もありました.喜んでもらえて,そのままメンバになってくれた人もいます.「勉強になるのでぜひ参加させてもらいなさい」とのだんなさんからのお言葉をいただいて参加してくれた人もいます.家庭の都合で,定時外の参加は難しいけれど,折り合いをつけながらの参加,ということになりました.
最初の授業では,まず,戦略が大事,ということで,どんな走りにしたいかということを話し合いました.そこで出たのは,
・名古屋チーム...美しく動く
・川崎チーム...賢く動く
ということでした.
イメージができたところで,いくつかのクラスを決めました.そして,クラスや責務を書き込んだカードを使って"シミュレーション"を行います.アドバイザの号令に従い,頭の中で走らせてみるのです(CRCカード・セッションという).
はい,スタート,おっとカーブだ,点線だ,クランクだ,上り坂だ....
結果,名古屋チームは,完走どころかスタートできなかったようです.一方,川崎チームは,半ば強引なリードが存在し,何とか完走することができました.これが良かったのかどうか...は,のちのち分かるでしょう.
先生の発案もあり,モデルは2チーム共通で開発し,実装はそれぞれ派生させよう,という,とても興味深いスタイルをとることになりました.
●勉強会とエントリとトラブルと...
2月初旬 ローカル勉強会
CRCカード・セッションを再度実施しました.第1回の勉強会に参加できなかったメンバも参加し,にぎやかな会となりました.
2月中旬 ETロボコン2008に参加申し込み
ETロボコン2008のWebページからエントリ(仮登録)しました.また,イントラネット上で勉強会のWikiページも立ち上げました.
2月19日 説明会
新宿会場での説明会は,午前,午後の2回に分けて実施され,それぞれ約40名の参加がありました.最初に講師の方が「初参加のチームは?」と質問.手を上げた人は半分を超えていました(なんとなく,ほっ).
主催側から以下のようなお話がありました.大きく納得です.
知的生産者の価値基準はお金ではなく,名誉である.それも,企業内での高評価より,同じ技術分野の人から評価される方が名誉と感じる.ロボコンは,社外との交流を行うことで,自分が技術的な価値においてどこにいるかを知ることもできる,と.
そのほか,ハードウェアについて,開発環境について,過去のモデルの紹介,大まかなスケジュールについて,等々の説明を受けました.