TCP/IPプロトコル・スタックの省メモリ開発事例(後編) ――ROM 8Kバイト,RAM 0.5KバイトにTCP/IPプロトコル・スタックを収める

浅井 敬,佐藤 剛,坂本直史

tag: 組み込み

技術解説 2004年12月28日

 前編では,ROM 64Kバイト,RAM 8Kバイトの16ビット・マイコンに収まるTCP/IPプロトコル・スタックを作った.今度はそれを,ROM 16Kバイト,RAM 1Kバイトの16ビット・マイコンに搭載する.  編集部)

 本稿の前編で解説したTCP/IPプロトコル・スタックを開発している間に,筆者らの会社ではR8C/Tinyシリーズという新しい16ビット・マイコン注1が開発されました.R8C/Tinyシリーズは,家電製品や産業機器のメイン・マイコン,あるいは高機能OA機器のサブマイコンとして開発された,少ピンで小型パッケージのマイコンです.筆者らは,高い転送速度が要求されない遠隔機器の監視・制御やセンサ・ネットワークなどの応用であれば,このマイコンで十分対応できると考えました.そこで引き続き,さらにコンパクトなR8C/Tinyシリーズ向けのTCP/IPプロトコル・スタックを開発することにしました.

 注1;CPUコアとしてM16Cコアを搭載している.内部バスは8ビット.

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