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Freescale,MEMS加速度センサや32ビット・マイコンなどを1パッケージに封止したセンサ・ハブ・モジュールを発売
ニュース 2013年5月23日
米国Freescale Semiconductor社は,MEMS加速度センサ,アナログフロントエンド(ASIC),32ビット・マイコンの3チップを一つのパッケージに封止したマルチチップ・モジュール「Xtrinsic FXLC95000CL」を発売した.内蔵するMEMS加速度センサだけでなく,多数の外部センサからのデータも取り込んで管理することを想定している.そうした意味で,本モジュールを同社では「インテリジェント・センサ・ハブ」と呼んでいる.歩数計や衝撃イベント・トラッカ,多数のセンサを搭載した計測ユニット,方向検知システム,医療用監視装置などに利用できる.
MEMS加速度センサ(3軸)のダイナミック・レンジは±2g,±4g,±8g.分解能は最大16ビット.アナログ・フロントエンドは静電容量-電圧変換回路,A-Dコンバータ,温度センサなどを備えている.32ビット・マイコンは,ColdFire V1コアのほか,ハードウェアMACユニット,128KバイトのフラッシュROM,16KバイトのRAM,16KバイトのROM,GPIO制御回路,タイマ回路,クロック生成回路などを備えている.入出力インターフェースは,I2CとSPIに対応する.
入力電圧範囲は1.72V~3.6V.動作温度範囲は-40℃~+85℃.パッケージは,外形寸法が3mm×5mm×1mmの24ピンLGA(Land Grid Array).現在,サンプル出荷中.量産出荷は2013年6月から.
ソフトウェア・ライブラリとして,リアルタイムOS(MQX),デバイス・ドライバ,センサ管理ツール,電子コンパス・ソフトウェアなどを用意する.ソフトウェア開発にはCodeWarriorなどの統合開発環境を利用できる.また,本モジュールの評価ボード(KITFXLC95000EVM)も提供している.
図1 Xtrinsic FXLC95000CLの構成

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