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ETロボコン2010,全国10地区大会に350チームが参加

 社団法人 組込みシステム技術協会とETロボコン実行委員会は,2010年に開催する「ソフトウェアデザインロボットコンテスト(ETロボコン)」の参加チーム数が350であると発表した.走行体が今年から変わったにもかかわらず,昨年の参加チーム数(354チーム)とほぼ同じ数を確保した.参加カテゴリの内訳は,「企業」が173チーム(2009年は178チーム),「大学」が71チーム(2009年は59チーム),「個人」が53チーム(2009年は78チーム)となっており,大学チーム数の伸びが目立つ.

 ETロボコンは,前身であるUMLロボットコンテストを含めると,今年で9回目の開催となる.走行体は,2009年まで「教育用LEGO MINDSTORMS RCX」のキットによるライン・トレース・カーを用いていた.しかし,LEGO MINDSTORMSの開発元であるデンマークLEGO社がLEGO MINDSTORMS RCXの販売とサポートを2009年末で終了したのに伴い,走行体を「教育用LEGO MINDSTORMS NXT」のキットを用いた2輪倒立振子ライン・トレーサに変更した.2009年は移行期として,RCX走行体とNXT走行体の2部門に分けて競技会を実施したが,今年からはNXT走行体のみとなる.

 走行体の変更に伴い,大会のロゴ・マークも変更された.新しいロゴ・マークは公募で選ばれた.1カ月間の募集に対して,288件の応募があったという.

 ETロボコン2010の地区大会は,9月から10月にかけて,北海道から沖縄までの全国10カ所で開催される.それに向けて,5月~6月ころにはボランティアによる技術教育が実施され,7月~8月ころには試走会が実施される予定.また,ETロボコンの特徴でもある設計モデルの審査は,8月~9月ころに行われる.


[図1] ETロボコンの新ロゴ・マーク

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