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Tensilica,消費電力やI/O性能,演算処理性能を改善したコンフィギャラブル・プロセッサを発売
ニュース 2004年5月17日
米国Tensilica社は,消費電力やI/O性能,演算処理性能などを改善したコンフィギャラブル・プロセッサ・コア「Xtensa LX」を発売する.例えば,消費電力を抑えるために,機能ブロック単位でクロックの供給を制御するゲーテッド・クロック回路を採用した.コンフィギャラブル・プロセッサは,アプリケーションに応じて命令セットや周辺回路をカスタマイズできるプロセッサ.
本プロセッサ・コアは,入出力のビット幅が最大128ビットのロード/ストア・ユニットを二つ内蔵している.また,ほかのXtensa LXプロセッサ・コアや機能ブロックと直接データをやり取りできる入出力ポートを最大100万個まで追加できる.パイプラインの段数は5段だが,必要に応じて命令フェッチとデータ・メモリ・アクセスの2段を追加することもできる.
命令長は16,24,32,64ビットの可変長で,命令の並行実行を行える.命令セットは,従来のXtensa Vと上位互換性がある.本プロセッサ・コアの出荷開始時期は2004年第3四半期の予定.
[図1] Xtensa LXアーキテクチャ
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