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Tensilica,Xtensaに音声処理専用命令を追加するオプション機能を発売
ニュース 2003年9月25日
米国Tensilica社は,同社のコンフィギャラブル・プロセッサ「Xtensa」に音声処理専用命令を追加するオプション機能を発売した.Xtensaプロセッサ・コアに追加する音声処理用の機能モジュール「Xtensa HiFi Audio Engine」と,音声のエンコード処理やデコード処理を行うソフトウェアから成る.
本オプション機能を利用すると,音声処理用の54個の命令が追加される.音声データは24ビットで処理する.音声処理部分が必要とするゲート数は10万ゲート程度.汎用のDSP(digital signal processor)コアなどを利用する場合よりも消費電力を抑えられるという.対応している規格は,Dolby Digital AC-3デコード,Dolby Digital AC-3 Consumerエンコード,MP3デコード,MP3エンコード,MPEG-2 AACデコード,MPEG-4 AACデコード,MPEG-4 AACエンコード,WMAデコード.それぞれの規格について,エンコード/デコードを行うソフトウェアを用意している.また,VoIP(voice over IP)アプリケーション向けにエンコード/デコードを行うG.723-1 CODECやG.729AB CODECのソフトウェアも用意している.
今回のオプション機能の開発元はインドのCuTe Solutions Private社.Tensilicaは,今後も各社と提携してBluetoothやMPEG-4(動画)などのオプション機能を提供していく予定.
[写真1] 16ビット処理と24ビット処理の音質を聞き比べるデモンストレーション(左側のプレーヤが16ビット処理)
[写真2] デモに使用したXtensa HiFi Audio Engineの評価ボード
[写真3] 記者発表会のようす
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