女子中高生がKinectとScratchでインタラクティブな作品作りを楽しむ ―― 津田塾大学 モーション・センサ・ワークショップ
●ボールに触れたらニャーと鳴くプログラムを作る
まずはScratchの簡単な使い方のレッスンから始まった(写真6).ほとんどの参加者がプログラムを組むのは初めてだったが,ブロックを組むだけでプログラムできる操作性や,「こどもプログラミングサークル'スクラッチ'」のメンバによる分かりやすい説明により,スムーズに作業は進行していた(写真7).
写真6 サンプル・プログラムの説明
左上のようにブロックを組み,スクリプトを作る.これは,猫のスプライトが水色のボールに触れたら「ニャー」という音を鳴らす,というプログラムである.

写真7 作ったプログラムをさっそく動かしている参加者たち

簡単なレクチャが終わったら,さっそく作品の制作が始まった.紙に自分の作りたいものの設計図を書き,プログラムを組んで,実際に動かしては改善していく(写真8,写真9).
写真8 イラストや文字で書かれた設計図

写真9 試しながら改善を繰り返して完成を目指す

●一番人気の作品は「ムニュッ!」
全グループが作品を作り終わったところで,互いの作品を見せ合った(写真10).特に気に入った作品には,感想を書いた付せんが貼られた.付せんの数が一番多かったのは,お化けをつかむと「ムニュッ!」という可愛らしい音が鳴る作品だった(写真11,写真12).
写真10 ほかの人の作品を見て回っている様子

写真11 多くの人から注目された「ムニュッ!」を動かしている様子

写真12 「ムニュッ!」を作った参加者

最後にワークショップの振り返りとして,作品を作っている様子など,本イベントの写真をスライド・ショーにして上映した.参加者からは「初めは難しいと思っていたけど,簡単にできて良かった」という声が上がった.
なお,Scratchは無償でダウンロードできる.もう少し続くこの夏,あなたもScratchで何か自分だけの作品を誕生させてみてはいかがだろうか.
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