女子中高生がKinectとScratchでインタラクティブな作品作りを楽しむ ―― 津田塾大学 モーション・センサ・ワークショップ
津田塾大学 女性研究者支援センターは,2011年8月22日,23日,25日の3日間,「女子中高生のための情報・メディア工房」と題したイベントを開催した.これは,女子中高生に情報・メディア分野の魅力を体験してもらい,将来の進路として理系の学科を選択してもらうきっかけを作ることをねらいとしている.それぞれの日程で午前は理系大学生と一緒に企業・研究所を見学し,午後は大学内で開催するワークショップ(体験型講座)に参加する.
このうち8月22日は,午前にNTT研究所へ見学に行った後,午後は津田塾大学 千駄ヶ谷キャンパスにて「モーション・センサ・ワークショップ」に参加した.以下,このワークショップの様子についてレポートする(写真1).
●絶対作れる! 自分だけのディジタル作品
モーション・センサ・ワークショップでは,体の動きを検知できるモーション・センサ(Kinectセンサを利用,写真2)とプログラム開発環境「Scratch」(写真3)を使って,体の動きによって操作できる「まだ世界には存在しない,自分だけの(ディジタル)作品」を制作した.2名ずつグループを組んで制作にあたった(写真4).
モーション・センサとScratchを組み合わせると,人間の動きをモーション・センサで読み取り,Scratch上のキャラクタに同じ動きをさせることができる(写真5).