ESECの楽しみ方 ―― 組み込めないネットの場合
●踊るガチャピン,見るドロイドくん
東京エレクトロンデバイスは,Windows 7の組み込み対応版「Windows Embedded Standard 7」のデモンストレーションを行っていました(写真2).人が近づくとガチャピンが手をバタバタと振りながら踊りだします.Windows 7のセンサ&ロケーション機能を利用しているそうです.かわいいですね♪

[写真2] Windows Embedded Standard 7のデモンストレーション
さてこちらは,Androidのイメージ・キャラクタが3次元化したロボットです(写真3).しかも何体もあります.まさか,単なるジョークのために作ったわけではないですよね?

[写真3] ドロイドくん
展示していたナノコネクトの担当の方に伺ったところ,Androidを使った教育の教材として用意したロボットなのだそうです.その名も「ドロイドくん」.
●プラレール vs Nゲージ
日本アイ・ビー・エムのブースでは,プラレールの列車がLEGOブロックの周りをぐるぐると回っています(写真4)....これ,何のデモンストレーションでしょう?

[写真4] プラレール+LEGO=楽しそう
聞いてみると,UMLモデル・ベース開発ツール「Rhapsody」のデモンストレーションだそうです.ツール上でモデルを改造することにより(写真5),対応するコードが変更されて,ZigBeeモジュール「XBeePro」経由で車両の制御プログラムが書き換わり,車両の動きが変化するのだそうです.線路の下に挟み込まれているのはセンサ基板で,車両が線路のどの部分を走行しているのかを把握するのに使われています.

[写真5] Rhapsodyの画面
せっかく凝った構造になっているのに,スタッフの方はほかの顧客対応で忙しいようで,車両は楕円状のコースをただ周回しているばかり.がんばれ車両くん.
ヴィッツのブースでは,Nゲージ車両がジオラマの中を走っています(写真6).踏み切りなどが配置され,機能安全をイメージしたものになっています.この展示はここ数年見ている気がしますが,毎回,機能が追加されたり技術が変わっていたりするんですよね....ぱっと見には分かりませんが....

[写真6] 機能安全をイメージしたジオラマ
(志)「これ,あの,...やっぱり作るのたいへんでしたよね?」
担当者「はい.これのおかげで,私のGWはなくなりました」
...おつかれさまです.
さて最後は,(志)が独断と個人的興味で選ぶ,展示ブース「組み込めない・ベスト3」の発表です!
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