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富士通セミコンダクター,ARMの省電力方式とGPUのライセンスを取得し,ビジュアル・コンピューティング市場に対応
ニュース 2013年7月4日
富士通セミコンダクターは,英国ARM社より,CPUコア「ARM Cortex-A7」と「ARM Cortex-A15」,GPU(Graphics Processing Unit)コア「Mali-T624」のライセンスを取得した.このライセンス取得により,スマートフォンやタブレットPCなどに用いられるグラフィックス処理に最適化したSoCを効率良く開発できるようになった.
ARM Cortex-A7とARM Cortex-A15の組み合わせにより,英国ARM社が提唱するARM Cortex big.LITTLE処理が可能となる.big.LITTLE処理とは,高い性能に最適化されたCPUコア(ARM Cortex-A15など)と電力効率に最適化されたCPUコア(ARM Cortex-A7など)を組み合わせ,タスクの負荷に応じて使用するコアを切り替える,ARMの省電力方式である.
また,GPUコアのMali-T624 を活用することにより,画像処理の演算などをCPUでなくGPUに振り分けて,演算処理全体の性能を向上させることができる.
図1 ARM Cortex big.LITTLE処理のイメージ

図2 Mali-T624 のイメージ

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