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TDK，シリアルATA IIに対応したNAND型フラッシュROMコントローラLSIと産業用SSDを発売
ニュース 2009年4月21日
TDKは，シリアルATA II（Rev. 2.6）に対応したNAND型フラッシュROMコントローラLSI「GBDriver RS2シリーズ」を発売した．組み込み用のフラッシュROMモジュールやBlu-Ray Discプレーヤなどのディジタル家電，ネットブックと呼ばれる低価格の携帯型コンピュータ，携帯型インターネット端末，カー・ナビゲーション・システムなどに利用できる．また，本LSIを搭載する産業用SSD（Solid State Drive）も併せて発売する．
本フラッシュROMコントローラLSIは，2Kバイト/ページ構造と4Kバイト/ページ構造のSLC（2値），およびMLC（多値）NAND型フラッシュROMに対応する．読み出しの実効速度は95Mバイト/s，書き込み速度は50Mバイト/s．128Mバイト～64Gバイトのストレージを実現できる．
8ビットまたは15ビットのECC（Error Check and Correct）機能，自動リカバリ機能，電源遮断時の巻き添えデータ・エラー防止機能，128ビットAES（Advanced Encryption Standard）によるデータ暗号化機能，全セクタ数設定（クリッピング）機能などを備える．また，全メモリ領域の書き換え/消去回数を平準化する独自の静的ウェアレベリング・アルゴリズムを実装する．ストレージの自己診断機能であるS.M.A.R.T.（Self-Monitoring, Analysis and Reporting Technology）コマンドに対応しており，全メモリ・ブロックの書き換え/消去回数を取得できる．これにより，定量的な寿命管理を実施可能．パッケージは120ピンTQFPと144ピンVFBGA．
本フラッシュROMコントローラLSIと産業用SSDは，いずれも2009年5月から出荷を開始する．
[写真1] GBDriver RS2シリーズの外観
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