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Xilinx,6.5Gbpsのトランシーバ・ブロックを搭載する通信装置向けFPGAを発売
ニュース 2008年9月24日
米国Xilinx社は,広帯域幅が求められる通信装置向けに最適化したFPGA「Virtex-5 TXT」を発売した.本FPGAは,高速シリアル通信機能として,最大6.5Gbpsで通信が可能なトランシーバ・ブロックを最大48個搭載する.また,PCI Expressのエンドポイント・プロトコル処理ブロック,Ethernet MACブロックなどを搭載する.
本ファミリの最初の製品であるXC5VTX150TとXC5VTX240Tは,2008年末までにサンプル出荷を,2009年第1四半期には量産出荷を開始する.開発ツールは,現在提供している「ISE Design Suite 10.1 SP3」を利用できる.
Virtex-5 TXTは,65nmプロセスで製造される「Virtex-5ファミリ」の新しいサブファミリである.Virtex-5ファミリには,今回発表されたTXTのほかに,論理回路主体の応用に向けた「LX」,論理回路主体で高速シリアル通信を使う応用に向けた「LXT」,ディジタル信号処理主体の応用に向けた「SXT」,組み込みプロセッサ主体の応用に向けた「FXT」の四つのサブファミリがある.これらは,論理ブロック,DSPブロック,メモリ・ブロック,プロセッサ(PowerPC)ブロック,高速シリアルI/Oブロックなど,搭載するブロックの種類と数の割合が異なる.
[表1] Virtex-5 TXTファミリの新製品の概要 DCM:Digital Clock Manager,PLL:Phase-locked Loop
型名
XC5VTX150T
XC5VTX240T
Slice数
23,200
37,440
36Kビット・
メモリ・ブロック数228
324
DCM数
12
12
PLL数
6
6
DSPブロック数
80
96
PCI Express
ブロック数1
1
Ethernet MAC
ブロック数4
4
高速I/Oブロック数
40
48
最大I/O数
680
680
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