
米国Xilinx社は,米国IBM社のPowerPC 440プロセッサ・コアをハード・マクロとして最大2個搭載するFPGA「Virtex-5 FXT」を発売した.Xilinx社は以前からPowerPC 405搭載のVirtex-4ファミリなどを提供している.本FPGAでPowerPC 440を搭載したことにより,500MHz動作時の処理性能が1,100DMIPS(Dhrystone MIPS)に向上した.通信機器や放送機器,産業用機器,医療機器,航空宇宙機器などへの利用を想定している.
本FPGAは,128ビット幅の5×2クロスバ・スイッチを備えており,プロセッサ・コアからI/Oやメモリへ同時にアクセスできる.プロセッサ・コアとクロスバ・スイッチ,4チャネルのDMA(direct memory access)コントローラ,専用メモリ・インターフェースなどを一つのブロックにまとめることで,処理性能を向上できたという.
また,従来は3.75GHzまでしか対応していなかった高速トランシーバを6.5GHzまで対応できるようにした.これにより,XAUIやFibre Channel,SONET,Serial RapidIO,PCI Express 2.0などに対応しやすくなった.高速トランシーバ(RocketIO GTXトランシーバ)のチャネル数は最大24.6.5Gbpsの場合のチャネル当たりの消費電力は200mW未満,3.25Gbpsの場合は100mW未満.
本FPGAはさらに,18ビット×25ビットの乗算ブロック(DSP48Eスライス)を最大384個備える.500MHz動作時の処理性能は192GMAC(giga multiply accumulates per second).内部メモリの容量は16.5Mビット.PCI Expressエンドポイント・ブロックやEthernetのMACブロックのほか,8b/10bや64b/66b,64b/67bのシリアル転送に対応したエンコード・ブロックを備える.
本FPGAの開発は,同社の開発ツール「ISE Design Suite 10.1」で行う.PowerPC 440プロセッサ上で動作するソフトウェアの開発には,米国Wind River Systems社や米国Green Hills Software社のソフトウェア開発ツールも利用できる.
本FPGAのうち,「FX30T」と「FX70T」は既にサンプル出荷を開始している.残る「FX100T」と「FX130T」,「FX200T」については,今後順次サンプル出荷を開始し,2008年第3四半期に量産出荷を開始する予定.
[写真1] 発表会でプレゼンテーションを行ったXilinx社 Worldwide Marketing & Support,Marketing DirectorのTim Erjavec氏
[写真2] Virtex-5 FXTの外観
[表1] Virtex-5 FXTファミリ新製品の概要
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型名
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FX30T |
FX70T |
FX100T |
FX130T |
FX200T |
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ロジック・セル
(LC)数
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32,768
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71,680
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102,400
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131,072
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196,608 |
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36Kビット・
メモリ・ブロック数
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68
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148
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228
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298
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456 |
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合計メモリ
(Kビット)
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2,448
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5,328
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8,208
|
10,728
|
16,416
|
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18ビット×25ビット DSPブロック数
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64
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128
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256
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320
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384
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クロック・マネージメント・
タイル(
CMT)数
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2
|
6
|
6
|
6
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6
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高速トランシーバ数
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8
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16
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16
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20
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24
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PowerPC 440
プロセッサ数
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1
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1
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2
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2
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2
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PCI Express
エンドポイント・ブロック数
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1
|
3
|
3
|
3
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4
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Ethernet MAC
ブロック数
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4
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4
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4
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6
|
8
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