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Actel,低消費電力のフラッシュFPGAに最適化したARMコアを無償で提供
ニュース 2007年10月10日
米国Actel社は,主に携帯機器への搭載を狙った低消費電力のフラッシュFPGA「IGLOO/IGLOOeファミリ」に最適化したARMコア「Cortex-M1」の提供を開始した.FPGAユーザは,Cortex-M1対応品種のFPGAを使えば,ライセンス料,ロイヤリティ共に無償で利用できる.IGLOO/IGLOOeファミリのCortex-M1対応品種として,「M1AGL250」,「M1AGL600」,「M1AGLE3000」がある.フラッシュFPGAとは,フラッシュ・メモリ・セルをプログラム素子として利用するFPGAである.SRAMベースのFPGAと異なり,外付けのコンフィグレーションROMを必要としない.
Cortex-M1は,Thumb2命令セットに対応した小規模のASIC向けコア「Cortex-M3」と機能互換性がある.IGLOOに本CPUコアを実装した場合,最大39MHzで動作する.実装に必要な論理ブロック数は4,435タイル.Actel社のIPコア管理ツール「CoreConsole」を使用してコアのデータを入手(ダウンロード)し,機能をカスタマイズする.ソフトウェア開発には,Actel社のソフトウェア開発ツールである「SoftConsole」を利用する.また,市販の ARMマイコン向けの開発ツールも利用できる.FPGAの開発には,「Libero 8.0 SP1B」以降を使用する.さらに,開発キットも用意される.
M1AGL600はすでに出荷を開始している.そのほかの品種は2008年前半に出荷を開始する予定である.
型名
M1AGL250
M1AGL600
M1AGLE3000
システム・ゲート数
25万
60万
300万
タイル数 (DFF数)
6,144
13,824
75,264
RAM容量
36Kビット
108Kビット
504Kビット
フラッシュ・
メモリ容量1K ビット
1K ビット
1K ビット
PLL数
1
1
6
I/Oバンク数
4
4
8
パッケージ
VQ100,
FG144FG144,
FG256,
FG484FG484,
FG896
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