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ActelとARMがフラッシュFPGA向け32ビットCPUコアを開発,無償で提供
ニュース 2007年3月20日
米国Actel社と英国ARM社は,ソフト・マクロのCPUコア「Cortex-M1」を開発した.Actel社のフラッシュFPGA「ProASIC3 M1A3P1000」と「Fusion M1AFS600」と組み合わせて利用できる.FPGAユーザはライセンス,ロイヤリティ共に無償で利用できる.フラッシュFPGAとは,フラッシュ・メモリ・セルをプログラム素子として利用するFPGAである.SRAMベースのFPGAと異なり,外付けのコンフィグレーションROMを必要としない.
Cortex-M1は,Thumb2命令セットに対応した小規模のASIC向けコア「Cortex-M3」と機能互換性がある.ProASIC3とFusionに実装した場合,最大72MHzで動作する.実装に必要な論理ブロック数は4,300タイル.FPGA向けに最適化を図るため,一から開発したという.従来,Actel社が提供していたARM7TDMIのCPUコア「CoreMP7」は,ASIC向けのものにチューニングを施したものだった.
ユーザはActel社のIPコア管理ツール「CoreConsole」を使用してコアのデータを入手(ダウンロード)し,機能をカスタマイズする.ソフトウェア開発には,Actel社のソフトウェア開発ツールである「SoftConsole」を利用する.また,市販のARMマイコン向けの開発ツールを利用できる.
本CPUコアは2007年4月から,対応するFPGAは2007年第3四半期からサンプル出荷を開始する予定.
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