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Lattice,積和演算器を搭載するフラッシュ・メモリ内蔵FPGAを発売
ニュース 2007年5月30日
米国Lattice Semiconductor社は,フラッシュ・メモリを内蔵するFPGAファミリ「LatticeXP2」を発売した.搭載するLUT(look-up table)や専用機能ブロック数,メモリ容量の異なる5品種を用意する.
本FPGAファミリは,SRAMで構成される4入力LUTをベースとするアーキテクチャを採る.搭載LUT数は5,000~40,000.また,回路(コンフィグレーション)データを記録するフラッシュ・メモリを内蔵する.電源投入後,コンフィグレーションに要する時間は1ms以下である.
フラッシュ・メモリは,回路データを記録する領域のほか,ユーザ・データを記録する領域をも持つ.フラッシュ・メモリからメモリ・ブロックへ初期データを書き込んだり,メモリ・ブロックの状態をフラッシュ・メモリに保存したりできる.また,IDコードなどを記録するための最大3.4KビットのシリアルTAGメモリを搭載する.
さらに,最大12個のDSPブロックを持つ.一つのDSPブロックは,4個の18ビット×18ビット乗算器と3個の加減算/積算器で構成される.このDSPブロックは,1個の36ビット×36ビット乗算器や8個の9ビット×9ビット乗算器として利用できる.
90nmプロセスで製造する.コア電圧は1.2V.設計ツールは,同社のPLD開発環境「ispLEVER 7.0」を使用する.17,000個のLUTを搭載する「LatticeXP2-17」をサンプル出荷中.2007年度中に全品種のサンプル出荷を開始する予定.
[写真1] LatticeXP2ファミリの外観
[表1] LatticeXP2ファミリの概要
型名
XP2-5
XP2-8
XP2-17
XP2-30
XP2-40
LUT数
5,000
8,000
17,000
29,000
40,000
18Kビット・メモリ・ブロック数
9
12
15
21
48
分散メモリ容量
(Kビット)10
18
35
56
83
TAGメモリ容量
(Kビット)0.6
0.7
2.2
2.6
3.4
DSPブロック数
3
4
5
7
8
PLL数
2
2
4
4
4
最大I/O数
172
201
358
472
540
パッケージ
132ピンBGA,
144ピンQFP,
208ピンQFP,
256ピンBGA132ピンBGA,
144ピンQFP,
208ピンQFP,
256ピンBGA208ピンQFP,
256ピンBGA,
484ピンBGA,
256ピンBGA,
484ピンBGA,
672ピンBGA484ピンBGA,
672ピンBGA
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