
米国Actel社は,12ビットA-Dコンバータを搭載したフラッシュFPGAファミリ「Fusion」を発売する.A-DコンバータのアーキテクチャはSAR(逐次比較型).サンプリング速度は最大600kサンプル/s.システム・ゲート数やアナログ入力数などの異なる4品種を用意する.
アナログ入力電圧は±12V.同社では,1チャネルのMOSFET出力と3チャネルのアナログ入力をまとめてアナログ・クアッドと呼んでいる.こうしたアナログ・クアッド(アナログI/Oブロック)を5〜10個内蔵している.また,電流/電圧/温度モニタ回路,およびクロック生成用の100MHzのRC発振回路と32kHz〜20MHzの水晶発振回路(水晶発振器は外付け)を備えている.
FPGAファブリック(プログラマブル・ロジック部)のデバイス・アーキテクチャは,同社のフラッシュFPGAファミリ「ProASIC3」と共通である.128ビットAES(advanced encryption standard)アルゴリズムによって暗号化されたコンフィグレーション・データを内部で復号する回路や,フラッシュ・メモリへのデータ書き込みに用いるチャージ・ポンプ回路などを内蔵している.プログラム用のフラッシュ・メモリ・セルとは別に,フラッシュ・メモリ・ブロックを搭載している.本メモリ・ブロックの動作周波数は最大100MHz.x8,x16,x32ビット構成で利用できる.
本FPGAの開発には同社のFPGA設計環境「Libero v7.0」,ブロック図入力のアーキテクチャ設計ツール「CoreConsole」,アナログ部のコンフィグレーションを指定する「SmartGen」などを使用する.60万システム・ゲート品(AFS600)のサンプル出荷は,2006年1月から開始する予定.
[図1] Fusionチップのブロック図
[写真1] Fusionチップのダイ
[表1] Fusionファミリの概要
| 型名 |
AFS090 |
AFS250 |
AFS600 |
AFS1500 |
| システム・ゲート数 |
9万 |
25万 |
60万 |
150万 |
| DFF数 |
2,304 |
6,144 |
13,824 |
38,400 |
| PLL数 |
1 |
1 |
2 |
2 |
| RAM容量(ビット) |
27k |
36k |
108k |
270k |
フラッシュ・メモリ・
ブロック容量(バイト) |
256K |
256K |
512K |
1M |
| アナログ入力数 |
15 |
18 |
30 |
30 |
| ゲート・ドライバ数 |
5 |
6 |
10 |
10 |
| 最大ディジタルI/Oピン数 |
73 |
116 |
172 |
278 |
| アナログI/Oピン数 |
20 |
24 |
40 |
40 |
| パッケージ |
108ピンGFN,
180ピンQFN,
256ピンBGA |
180ピンQFN,
208ピンQFP,
256ピンBGA |
208ピンQFP,
256ピンBGA,
484ピンBGA |
256ピンBGA,
484ピンBGA,
676ピンBGA |


|