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Texas Instruments,PCIインターフェースを備える,処理性能が4,800MMACの画像処理用DSPを発売
ニュース 2007年3月8日
米国Texas Instruments社は,処理性能が従来品の1.6~2倍に当たる4,800MMAC(600MHz動作時)のDSP(ディジタル信号処理プロセッサ)「TMS320C6424」と「TMS320C6421」を発売した.「TMS320C6424」の内蔵RAM容量は240Kバイトで,PCIインターフェースを備える.「TMS320C6421」の内蔵RAM容量は96Kバイト.プリンタやコピー機,監視カメラ,検査装置,医療機器などの画像処理を伴う機器のほか,通信機器,マルチメディア機器にも利用できる.
本DSPは,動作周波数が400MHz,500MHz,600MHzの3品種を用意する.外部インターフェースとして,EthernetやUART2,I2C,汎用I/O,PWM(pulse width modulation)などを備える.また,64ビット・タイマを二つ内蔵する.C6000シリーズ(TMS320C6xxx)のすべてのDSPとソフトウェア互換性を持つ.
併せて,本DSPの評価ボード「TMDXEVM6424」を発売した.同社のDSPの統合開発環境「Code Composer Studio v3.3」やリアルタイム・カーネルのDSP/BIOS,オーディオCODEC用ライブラリ,フランスVirtualLogix社のuCLinuxなどが付属する.また,日本法人の日本テキサス・インスツルメンツは,2007年5月よりC6000シリーズ向けのセミナを開催する予定.
[写真1] TMS320C6424の外観
[写真2] 評価ボード「TMDXEVM6424」の外観
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