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Lattice,SERDES搭載の低コストFPGAファミリと無償の32ビット・ソフトCPUコアを発売
ニュース 2006年9月19日
米国Lattice Semiconductor社は,最大3.125GbpsのSERDESを搭載する低価格のFPGAファミリ「LatticeECP2M」を発売した.また,無償で利用できるソフト・マクロの32ビットRISC CPUコア「LatticeMico32」の提供を開始した.
LatticeECP2Mは,約6,000~68,000個の4入力LUT(ルックアップ・テーブル),66~288個の18Kビット・メモリ・ブロック,最大で3.125Gbpsに対応する4~16個のSERDESブロック,8個のアナログPLL(phase-locked loop),2個のディジタルPLL(DLL)などを持つ.高速シリアル・トランシーバは,PCI ExpressやギガビットEthernet,Serial RapidIOなどの規格に対応する.また,これらのプロトコル処理のための回路も内蔵する.プログラム素子はSRAMセルである.電源電圧はコア電圧が1.2V.「LatticeECP2M-35」の出荷は2006年10月から,それ以外の品種の出荷は2007年上半期から開始する.
LatticeMico32は,HDLソース・コードの形で提供する.ライセンスおよびロイヤリティは無償である.性能と規模のトレードオフに基づいたカスタマイズが行える.LatticeECP2への実装時の最高性能構成では,回路規模が2300LUT,動作周波数が110MHz(暫定値)である.周辺回路として,非同期SRAMコントローラやオンチップ・メモリ・コントローラ,32ビット・タイマ,DMAコントローラ,汎用I/O,I2Cマスタ・コントローラ,SPI,UARTを提供する.これらは,オープン・ソースのWishboneバス・インターフェースに対応する.ソフトウェア開発環境は,GNUベースのコンパイラ,アセンブラ,リンカ,デバッガを提供する.
[図1] LatticeMico32のブロック図
[写真1] LatticeECP2Mファミリの外観
[表1] LatticeECP2Mファミリの概要
型名
ECP2M-20
ECP2M-35
ECP2M-50
ECP2M-70
ECP2M100
ルックアップ・
テーブル数19K
34K
48K
67K
95K
18Kビット・メモリ・
ブロック数66
114
225
246
288
18×18ビット
乗算器数24
32
88
96
168
PLL/DLL数
8/2
8/2
8/2
8/2
8/2
最大ユーザI/O数
301
411
457
449
601
最大SERDES数
4
4
8
16
16
パッケージ
256ピンFBGA
484ピンFBGA484ピンFBGA
672ピンFBGA484ピンFBGA
672ピンFBGA
900ピンFBGA900ピンFBGA
900ピンFBGA
1156ピンFBGA
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