[ keyword: I/F ]
CSR,消費電力を従来の60%に抑えたBluetoothチップを発売
ニュース 2005年9月26日
英国CSR社は,BluetoothコアとDSP(信号処理プロセッサ)を1チップに集積したLSI「BlueCore5-Multimedia」を発売する.DSPの処理性能は64MIPS.本LSIは,RF通信時の消費電力が従来製品(BlueCore3-Multimedia)と比べて30%低く,標準値で60mW程度という.おもにヘッドセットや携帯電話における需要を見込んでいる.
本LSIはEDR(enhanced data rate)に対応しており,データ転送速度は3Mbps.また,通信し合う機器どうしを自動接続する機能やセキュリティ/プライバシ保護機能などを備えており,次期Bluetooth仕様(v2.1)に対応しているという.
さらに,本LSIは156KバイトのSRAMを搭載している.また,内蔵するステレオCODECのSN比を95dBに改善した.これによって,例えばオーディオ・システムを構築する際に従来のBlueCoreチップでは外付けする必要のあったフラッシュ・メモリやHiFi CODECなどが不要になり,部品コストを4ドル程度削減できるという.
これとは別に,BluetoothコアとマスクROMを1チップにした「BlueCore5-ROM」,FM復調回路のコアを集積した「BlueCore5-FM」も発売する.
BlueCore5-ROMは2005年第4四半期に,BlueCore5-MultimediaとBlueCore5-FMは2006年初めにサンプル出荷を開始する予定.
■価格 |
■連絡先 |