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CSR,Bluetooth v1.2仕様に対応したチップを発売
ニュース 2003年6月27日
英国Cambridge Silicon Radio(CSR)社は,Bluetooth v1.2の機能を搭載したBluetoothチップ「BlueCore3ファミリ」を発売した.Bluetooth v1.2は,Bluetooth SIG(Special Interest Group)によって策定されている新しい仕様.規格はほぼ完成しており,現在最終調整中である.現行のv1.1に対して,QoS(quality of service)機能の向上や機器どうしの認識時間の短縮,2.4GHz帯を利用するほか通信規格(IEEE802.11bなど)に対する干渉の抑制機能(AFH:Adaptive Frequency Hopping)の追加などを行った.
本チップの1.8V動作時の最大消費電流は45mA.音声通信時の消費電流は19mA,待機時は500μAである.
本製品群として,「BlueCore3-Multimedia」,「BlueCore3-ROM」,「BlueCore3-External」,「BlueCore3-CDMA」の4品種を提供する予定.BlueCore3-Multimediaは,RF(高周波アナログ)部とベースバンド部,マイクロコントローラ,DSP,ステレオ対応のオーディオ処理回路,フラッシュ・メモリなどを1チップに集積している.プロトコル・スタックやアプリケーション・プログラムなどはフラッシュ・メモリに組み込まれている.BlueCore3-ROMには,RF部とベースバンド部,およびプロトコル・スタックなどを格納したROMが内蔵されている.BlueCore3-ExternalにはROMを内蔵していない.それ以外はBlueCore3-ROMと同じ構成で,外付けのフラッシュ・メモリにプロトコル・スタックなどを格納して提供する.BlueCore3-CDMAは,CDMA電話機専用の無線チップである.
BlueCore3-Multimediaのサンプル出荷はすでに開始している.量産出荷は2003年第3四半期からの予定.
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