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Lattice,CPLDに近い使い勝手を実現したフラッシュ・メモリ内蔵FPGAを発売
ニュース 2005年7月19日
米国Lattice Semiconductor社は,フラッシュ・メモリを内蔵するFPGAファミリ「MachXO」を発売した.256 LUT(look-up table)~2,280 LUTを搭載する4品種を用意する.従来,大規模CPLDや小規模FPGAが使われてきたアプリケーションへの適用をねらう.
MachXOの基本アーキテクチャは,すでに発売されているLatticeXPと同等である.すなわち,SRAMで構成される4入力LUTをベースとし,回路(コンフィグレーション)データを記録するフラッシュ・メモリを内蔵する.電源投入後,コンフィグレーションに要する時間は1ms以下である.
MachXOは,LatticeXPと比較すると小規模だが,規模に対してI/Oピンの数が多いことが特徴である.また,一部の製品のみPLL(phase-locked loop)と9Kビットのメモリ・ブロックを内蔵.
0.13μmプロセスで製造する.コア電圧は1.2V.コア用電源として,外部から1.2Vを供給する低電圧版と,1.8/2.5/3.3Vを供給する通常電圧版(電圧レギュレータ内蔵)の2種類が用意される.
「MachXO256」と「MachXO640」は,すでにサンプル出荷を開始している.量産出荷は2005年第3四半期から.「MachXO1200」と「MachXO2280」は,2005年後半にサンプル出荷を開始する予定である.
設計ツールは,同社のPLD開発環境「ispLEVER 5.0 SP1」を使用する.MachXO256またはMachXO640を搭載する評価ボードを用意する.
[写真1] MachXOの外観
[写真2] 評価ボード
[表1] MachXOの概要
型名
LCMXO256
LCMXO640
LCMXO1200
LCMXO2280
LUT数
256
640
1,200
2,280
分散RAM容量(ビット)
2K
6.1K
6.4K
7.7K
9Kビット・メモリ・ブロック数
0
0
1
3
PLL数
0
0
1
2
最大I/O数
78
159
211
271
パッケージ
100ピンQFP
100ピンBGA100ピンQFP
144ピンQFP
100ピンBGA
132ピンBGA
256ピンBGA100ピンQFP
144ピンQFP
132ピンBGA
256ピンBGA100ピンQFP
144ピンQFP
132ピンBGA
256ピンBGA
324ピンBGA
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