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エプソン,JPEG圧縮/伸張回路やLCDコントローラを内蔵した32ビットRISCプロセッサを発売
ニュース 2003年6月30日
セイコーエプソンは,JPEG圧縮/伸張回路やLCDコントローラ,カメラ・インターフェース回路などの画像処理機能を備えた32ビットRISCプロセッサ「S1C33L11」を発売する.CPUコアとして,同社の「S1C33000」を内蔵している.主に,カメラ付き携帯電話やPDAなどでの需要を見込んでいる.
本プロセッサを用いると,同社のソフトウェアでJPEGの圧縮/伸張処理を行う場合と比べて,処理時間が約1/15になるという.LCDコントローラの解像度は最大176×240ピクセル.また,USB1.1インターフェース回路やオフィスノアの動画像圧縮/伸張ソフトウェア「Nancy Codec」向けアクセラレータ回路などを内蔵している.動作周波数は最大50MHz.コア電圧は1.8V±0.15V,I/O電圧は3.0V±0.3V,USB用I/O電圧は3.3V±0.3V.パッケージは208ピンBGA.
これとは別に,S1C33L11から画像処理機能やUSBインターフェース回路などを除いた低価格版の「S1C33301」も発売する.50MHz動作時の消費電力は40mW程度.
S1C33L11は2003年9月中旬から,S1C33301は同年7月中旬からサンプル出荷を開始する.量産出荷は,両製品とも同年秋ごろから開始する予定.
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