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エプソン,JPEG CODEC回路やグラフィックス処理回路などを備えた携帯電話向けLCDコントローラLSIを発売
ニュース 2002年10月21日
セイコーエプソンは,JPEG CODEC回路やグラフィックス処理回路,カメラ・インターフェース回路などを備えた携帯電話向けLCDコントローラLSI「S1D13710」と「S1D13712」を発売する.S1D13710の表示色数は最大6.5万,S1D13712は最大1678万である.外形寸法はいずれも8mm×8mm×1mmと小さい(FCBGAパッケージの場合).
現在,ハイエンドの携帯端末は,通信用CPU(コミュニケーション・プロセッサ)とは別にアプリケーション・プロセッサを内蔵しており,このCPUを使ってキー操作やメモリ制御,カメラ・モジュール制御,LCD制御などを行っている.本コントローラLSIは,カメラ・モジュールとLCD周辺の制御を行う.本コントローラLSIを使うと,通信用CPUやアプリケーション・プロセッサの負荷を軽減できる.
両コントローラとも,最大640×480画素(VGA)に対応した2系統のカメラ・インターフェスやYUV-RGBコンバータを備えている.また,最大240×320画素に対応した2系統のLCDインターフェースも内蔵している.例えば,折りたたみ型の携帯電話において,キーパッド側にあるメインのLCDと背面にあるサブのLCDを同時に制御できる.コア電圧は1.8V,I/O電圧は3.0Vである.
サンプル出荷は2002年10月末から,量産出荷は同年末から開始する予定.今後は,130万画素カメラやMPEG-4,3次元グラフィックス処理に対応した製品を開発していくという.
[写真1] S1D13710の外観
[表1] 「S1D13710」と「S1D13712」の概要
PFBGA:10mm×10mm×1.2mm,ピッチ0.65mm
内蔵メモリ
表示色数
パッケージ
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