電気・電子系技術検定試験制度「E検定」,2013年春期の成績優秀者や得点分布を公開 ―― 最高得点は65点,また1人"匠"が誕生
CQ出版社では,「E検定 ~電気・電子系技術検定試験~®」(以下,「E検定」)を実施しています.これは,電気・電子系の技術知識や応用力を測る検定試験です.単に知識量のみを測るのではなく,知識を応用したり,問題を解決したりする能力も測ります.ここでは,2013年春期(4月~6月)の成績優秀者を発表します.また,受験者全体の傾向や得点分布などを紹介します.
「E検定」の概要については,こちらのページを参照してください.
●成績優秀者の発表
まず最初に,成績優秀者の方々を紹介します.E検定では,正答数に応じて,試験ごとに全受験者に『称号』(名人,師範,上級者など)を付与しています.2013年春期の『匠』1名,および『上級者』4名の方を表1に示します.
上位入賞者の皆さま,おめでとうございます!
●受験者像と受験後の感想
2013年春期のE検定を受験された方のプロフィール,および受験後の感想(アンケート結果から抜粋)は以下のとおりでした.
1) 受験者が従事する主な業種
- 医療事業・映像事業などにおける製品の組込みソフト,アプリケーション・ソフトの開発
- 計測システム設計,計測機器設置,ソフトウェア開発,コンサルタント,エンジニアリング・サービス
- ICの製作・販売,マイクロコンピュータ関連機器の製作・販売、自動制御機器の企画・設計・製作
- 電子計測機器,情報通信機器,光デバイス,RF/マイクロ波コンポーネントの提供
- 地方独立行政法人
- 制御機器・FAシステム事業展開
- 調剤機器設備・製剤設備機器,電子カルテシステムの開発・製造・販売
2) 受験者が従事する主な職種
- 顕微鏡開発
- 生産技術
- 技術・知財
- 電子ハード開発,など
3) 受験者の声
- 幅広い分野を問われていたが,技術者として取得すべき分野と感じた.よい機会になった.
- 電気系技術に必要な事項や不得意な分野が多かった.今後技術・能力を上げるべき所が分かった.
- C言語やVHDL,Verilogなど,ソフトに近い面も含め,かなり広範囲の知識を求められる.
●全体の傾向と得点分布
2013年春期試験の申込者は23名で,実際に受験した方は19名でした.E検定の成績は100点が上限です.2013年春期試験の最高得点は65点で,平均は45点でした.100問のうち50問以上を正解した人は5人でした.
図1に正答数の分布を示します.
正答数に応じた称号ごとの受験者数は『中級者(41~50)』が最多で,7人でした.称号の受験者数を表2に示します.