バイク・レースやダンス,球技,釣りなど,センサやカメラを駆使した体感型業務用ゲーム機が続々 ―― ジャパン アミューズメント エキスポ 2013
●パネル操作が不要のダンス・ゲーム機器が登場
コナミデジタルエンタテインメントは,プレーヤの身体の動きをカメラで読み取ることで動作を評価するダンス・シミュレーション・ゲーム機器「DANCE EVOLUTION ARCADE」を出品していた(写真9).動き読み取り用カメラには,米国Microsoft社が開発した家庭用ゲーム機「Xbox 360」のカメラ・モジュール「Kinect」を組み込んでいる(写真10).通常のダンス・シミュレーション・ゲーム機器と違い,プレーヤはパネルやボタンなどを操作する必要がない.本体の外形寸法は1666mm×681mm×2234mm,重量は約269kg,消費電力は484W.
写真9 身体の動きをカメラで読み取るダンス・シミュレーション・ゲーム機器「DANCE EVOLUTION ARCADE」
写真10 「DANCE EVOLUTION ARCADE」に組み込んだ,身体の動きを読み取るカメラ「Kinect」
同社はこのほか,センサ・カメラを内蔵した打楽器シミュレーション・ゲーム機器「ミライダガッキ」を展示していた(写真11).「ミライダガッキ」はカメラで撮影したプレーヤの姿をディスプレイに表示するのだが,そのときに顔の部分だけはキャラクタ・アイコンで隠しておく(写真12).この配慮はなかなか興味深かった.
写真11 センサ・カメラを内蔵した打楽器シミュレーション・ゲーム機器「ミライダガッキ」
写真12 「ミライダガッキ」のディスプレイ表示.プレーヤの顔をキャラクタ・アイコンで隠している
ふくだ・あきら
フリーランステクノロジーライター
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