スマホ感覚で操作できるオシロスコープや5cm角のインテリジェント・カメラ開発セットがお目見え ―― Embedded Technology 2012
●第3世代Intel Coreプロセッサ搭載のCOM Express CPUモジュールを展示
アドバネットは,第3世代Intel Coreプロセッサを搭載したCOM Express CPUモジュール「Adbc8037」を展示した(写真5).本モジュールはPICMG COM.0 Rev2.0規格のType 6に準拠したbasicサイズのCPUモジュールであり,マルチディスプレイとUSB 3.0に対応している.外部インターフェースとして,PCI Express Graphics(PEG)やPCI Express,USB 2.0,USB 3.0,Ethernet(10/100/1000Base-T)などを備える.OSはWindows 7,Windows Embedded Standard 7,Wind River Linuxに対応する.
●RXマイコン・ボードにEthernetやUSBなどの通信インターフェースを装備
アルファプロジェクトは,ルネサス エレクトロニクスのCPU「RX63N」を搭載したCPUボード「AP-RX63N-0A」を展示した(写真6).本CPUボードの外形寸法は80mm×60mm.8チャネルのA-Dコンバータと1チャネルのD-Aコンバータのほか,Ethernet(RJ-45)やUSB 2.0,CANなどの通信インターフェースを搭載する.メモリは,プログラム格納用のフラッシュROMを2Mバイト,データ格納用のフラッシュROMを32Kバイト,RAMを128Kバイト搭載している.本体裏面にはオンチップ・エミュレータ用コネクタや液晶ディスプレイ用コネクタ,無線LANモジュール用のSPIインターフェースなどを備える.外部接続用コネクタへの拡張に必要な信号線を引き出してあるため,入出力の接続を容易に行える.スタートアップ,タイマ,シリアル通信,CAN通信,USB通信,Ethernet通信などのサンプル・プログラムが公開されている.
●指先ジェスチャで画面を操作
佐鳥電機は,NECシステムテクノロジーが開発した,指の動きを認識して動作する「フィンガージェスチャー」を使ったデモンストレーションを行った(写真7).本システムは,安価なカメラと独自開発のソフトウェアを組み合わせて,ジェスチャ操作を可能にしている.センシング・デバイスとして,赤外線カメラやKinect for Windowsなどにも対応している.IA32/IA64アーキテクチャに代表されるパソコン向けCPUから,ARM,Intel Atomに代表される組み込み向けCPUまで,幅広いプロセッサに対応する.
本システムでは,指先と手の中心を検出している.指の動きで「フリック」,「右サークル」,「左サークル」などのジェスチャを認識できる.シンプルなジェスチャだけで情報を伝達可能.また,ユーザが独自システムを開発するためのソフトウェア開発キットも提供している.